電子書籍市場は伸びていくのか?
2019年度の電子書籍市場規模は3,473億円と推計され、2018年度の2,826億円から647億円(22.9%)も増加する見込みなのだそうです。
これまで社会問題化していた海賊版サイトの閉鎖以降、電子書籍の認知度向上と正規サイトの利用促進が進み、売上は拡大が続いているのだそうですが、その一方で電子雑誌市場規模は277億円(対前年6.4%減)と推計され、2年連続の減少となっているようです。
2019年度の電子書籍市場規模のうち、コミックが前年度から602億円増加の2,989億円(市場シェア86.1%)、文字もの等(文芸・実用書・写真集等)が同45億円増加の484億円(同13.9%)となっているようですから、海賊版サイトの淘汰は市場にいい影響をもたらしているようですね。
有料、無料を問わずに電子書籍を利用している人に、利用している電子書籍サービスやアプリを聞いたところ、「Kindleストア」が26.2%で最も高く、2位は「LINEマンガ」が25.0%、3位は「ピッコマ」が15.1%、4位は「少年ジャンプ+」が14.4%、5位は「楽天Kobo電子書籍ストア」が13.6%と続いており、電子書籍ストアやマンガアプリが混在し、定額制読み放題サービスや投稿サイトも伸びてきているようですね。
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