マイナス金利政策解除
日銀が「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決めました。
今回の日銀による利上げは、およそ17年ぶりとなり、世界的にも異例な対応が続いてきた日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換することになります。
植田和男総裁は記者会見で、今春闘での高い賃上げ率などから、物価上昇率2%の目標実現が見通せる状況になったと説明し、大規模緩和は「役割を果たした」とし、今後は「普通の金融政策を行っていく」と語りました。
しかし「当面、緩和的な金融環境が継続する」とも述べ、通常の緩和は続けていくようです。
日銀が金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除などを決めたあと、外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが出て、1ドル=150円台前半まで円安が進み、この動きは、マイナス金利政策を解除しても、日銀が追加の利上げを急がず、今後も緩和的な金融環境が続くという見方が市場で広がったからのようです。
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